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錦織圭はブノワ・ペールを破って8強入り

[シングルス2回戦]
○錦織圭 6-3,7-5 ●ブノワ・ペール(フランス)

■コート上のインタビューで錦織は「第2セットはアップダウンがあり、危ない場面もあったが、集中力を保って最後までできた」と話した。危ない場面とは、第2セットの最初のサービスゲームでブレークを許し、0-3と先行された場面、さらに5-4と王手をかけてのサービスゲームで再びブレークを許した場面を指している。超マイペースで、しかもビッグショットを持っているペールを相手に、リズムを保つのは容易ではないだろう。だが、「嫌な展開になりそう」なところで踏みとどまった。「劣勢のときほど集中してプレーできていた」と錦織が胸を張った。

■「第1セットはほぼ完璧なテニスができた」という。自分からいこうという意思が見てとれた。ねらいも明確だった。錦織はペールのバックハンドを「ツアーでもトップの5人に入る」と評価、警戒している。そこで、余裕のある状態で打たせないように「なるべくボールを散らした」という。「すべきことをしっかり頭に入れてプレーできた」と錦織。ペールには観客が息を飲むようなショットもあったが、散発的で、全体的には錦織がラリーを支配した。

■仲のいい杉田祐一と当たった初戦は、緊張で体が重く、「どうなるかと思った」という。だが、この2回戦は「内容もよく、ラケットも振れて、足も動いていた」と上々の手応えだった。スコアの上では完璧な試合運びではなくても、前向きな言葉が続いたのは、プレーの感覚がよかったからだろう。

■3年前のこの大会で苦杯をなめた相手に雪辱し、8強入り。準々決勝では4日に2回戦を行うステファノス・シチパス(ギリシャ)とアレックス・デミノー(豪州)の勝者と当たる。シチパスが20歳で、デミノーが19歳。どちらが来ても、生きのいい若手の挑戦を受けることになる。「ポジティブな気持ちでいられれば、いいテニスが自然に出てくる」という錦織だが、まさしくそのマインドセットが問われる試合になりそうだ。

日本テニス協会 広報委員会