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予選勝者のミルマンが決勝進出

[シングルス準決勝]
○ジョン・ミルマン(豪州) 6-3,7-6(4) ●ライリー・オペルカ(米国)

■オペルカは1試合平均のエース本数が20本を超える、ツアー屈指のビッグサーバー。そこでミルマンは対戦前、「自分のサービスゲームに気をつける。1度か2度しかないチャンスを何とかものにする」と心に刻み、それをしっかり実践した。

■ファーストサーブ時のポイント獲得率は86%とオペルカを大きく上回った。2セットとも一度ずつブレークポイントをしのぎ、相手にブレークを許さなかった。第1セットは相手の最初のサービスゲームでブレークに成功、リードを守り切った。第2セットは相手にも隙がなかったが、タイブレークで制した。2セットともまさにワンチャンスを生かした。

■相手の足もとをねらった深いリターンも素晴らしかった。ベースラインぎりぎりをつく深いリターンはビッグサーバーの泣きどころだ。オペルカは準備が遅れて攻撃できないばかりか、ミスヒットも目立った。オペルカはここまでの3試合でファーストサーブ時のポイント獲得率が約79%だったが、ミルマンのリターンが冴えたこの試合では、ポイント獲得率は71%にとどまった。

■コート上でのインタビューで、決勝に向けての抱負を「日本語をまじえて」と持ちかけられると、「がんばる」という単語がすんなり出てきた。観客へのお辞儀も堂に入ったもの。楽天オープンは初出場だが、ATPチャレンジャーで数え切れないほど来日してきた。京都チャレンジャーでは優勝2回。右肩を手術した影響で14年8月には1101位までランキングを落としたが、カムバック過程の15年3月にも京都で準優勝している。

■「ファンの皆さんがテニスを愛しているのがよく分かる。プレーしていてとても気分がいい」と、日本にはひとかたならぬ愛着を持っている。その「特別な国」で、初めてATP500の決勝に進出、ツアー初優勝をかけて第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に挑む。

日本テニス協会 広報委員会