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内山靖崇はオペルカのサーブに圧倒されて敗退

[シングルス準々決勝]
○ライリー・オペルカ(米国) 6-3,6-3 ●内山靖崇

■コロシアムの大声援がため息に変わった。「自分らしさをなかなか出せなかった」。内山は今季トップ50に躍進したビッグサーバーを前に攻略の糸口をつかめなかった。オペルカのサーブは「今まで受けた中では恐らくナンバーワン」と感じた。ツアー最長身の211センチから打ち下ろすサーブは、210キロを超すものもあれば、190キロほどで体の正面に来るもの、180キロに達しないが外に逃げるスライスやスピンで高く跳ねるものもあり、コースと緩急の差でタイミングを合わせられない。「角度が違うし、高く跳ねてくる。最初は返せるかと思ったけど、コースが読めなくなった」。16本のエースを浴び、9度のリターンゲームで取ったポイント総数はわずかに12で、ブレークポイントのチャンスもなかった。

■その分、自分のサーブには「普段の試合以上に落とせないと思った」と重圧がかかる。第1セット第2ゲームのピンチはしのぎ、第6ゲームはデュースで粘ったものの最後はダブルフォルトが続いて失った。第2セット第7ゲームも2つのダブルフォルトが響いてブレークを喫し、流れを相手に渡してしまった。ラリーでも劣勢。オペルカはフォアハンドのパワフルなストロークも広角に打ち分けてきた。内山はバックを突き、ネットプレーにも勝機を見出そうとしたが、力で押し込まれた。

■入れなかったはずの予選から出て、格上相手を含めて4試合を勝ち上がった。自己最高のポイントを稼ぎ、来週の世界ランキングは110位前後まで浮上する見込みだ。「悔しさよりも、100位が目の前まで来たワクワク感が強い」。有明でつかんだ自信を胸に、さらに上のステージを目指す。

日本テニス協会 広報委員会