ニュース

内山靖崇が逆転勝ちして、準々決勝進出

[シングルス2回戦]
○内山靖崇 6-7(2),6-3,6-4 ●ラドゥ・アルボット(モルドバ)

■第2セットから「100%切り替えた」という内山の鮮やかな逆転勝利だった。第1セットは競り合いになった。2月に米国デルレービーチでツアー初優勝したアルボットは、内山の強打を粘り強く拾い、堅実さで重圧をかけてきた。攻めても簡単には決まらない。先にブレークを許した内山には我慢の展開が続いた。

■このセットはタイブレークで落としたが、第2セットでは本来のアグレッシブなプレーを取り戻す。甘いボールを見逃さず、ベースラインの中に入ってアプローチショットを放ち、ネットをうかがった。積極的という言葉ではまだ足りない。どん欲に、ガツガツ攻めた。中盤にブレークバックで追いつかれる嫌な展開だったが、すぐにブレークして引き離した。第3セットは第3ゲームでブレークに成功、その後は危なげなくサービスゲームをキープした。このセット、ファーストサーブ時のポイント獲得率は77%に達し、相手に一度もブレークポイントを与えなかった。

■切り替えのきっかけを内山が明かした。「第1セットは出足から、中盤も全然よくなかった。タイブレークは取られたが、『自分はこんなもんじゃない。逆に、2セット目から自分がいいプレーをしたらチャンスがある』と思ってやっていた」。

■みなぎる自信、そして、ATPランキング100位突破の目標が今の内山を支えている。「明確な100位という目標がある。今日取れた45点(ランキングポイント)はものすごく大きい」と内山。さらにその先には、東京五輪出場の目安となる「60位」という目標がある。内山にとって、キャリアを左右するほどの大きな白星となった。

日本テニス協会 広報委員会