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第6日(10月6日(土))の見どころ

■シングルスは準決勝2試合を迎える。第3シードの錦織圭は、第8シードのリシャール・ガスケ(フランス)との対戦で第2試合に登場する。錦織はここまでの3戦、セットを落としておらず、危ない場面も少ない。特にリターンの調子がよく、そこからのポイント獲得率も高めだ。サービスゲームでも160キロ台のスライスサーブを効果的に使うなど、優位に進めている。2回戦、準々決勝と戦術を整理して戦えている手ごたえも口にしている。

■ただ、2年前の全仏が最後の対戦とはいえ、ガスケには過去2勝7敗と分が悪い。32歳のベテランは好調。今大会、3試合で5度もあったタイブレークをすべてものにする勝負強さで、キリオス、アンダーソンという難敵も破ってきた。準々決勝では、得意の片手打ちバックハンドを軸にしたラリーから展開し、要所で迷わずネットに出るなど、動きにキレがあった。錦織とは濃密なラリー戦になりそう。4年ぶりの優勝の期待を背に、日本のエースは「自信を持って、最後までやりたい」と意気込む。

■その前の第1試合は、ノーシードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と、予選勝ち上がりのダニル・メドベージェフ(ロシア)の対戦。19歳の前者は鄭現とバブリンカ、22歳の後者はシュウォーツマンとラオニッチという強敵を破ってきた新進気鋭の若手同士が顔を合わせる。

■ともにストロークは強いが特徴は異なる。シャポバロフは目の覚めるような一撃が持ち味なのに対し、メドベージェフはコートカバーに優れ、しつこい攻めで相手に重圧をかける。また、ここまでの3試合で14、7、16本のサービスエースがあった前者に対し、ビッグサーバーのラオニッチに勝つなどリターンが得意な後者は「落ち着いてリターンして、なんとかチャンスを狙う。インドアであることも一つの要因になるだろう」と言う。この点での好不調も影響しそうだ。過去2戦とも勝っているシャポバロフだが、「前の対戦時とは2人とも違う。上達している」と気を引き締めている。メドベージェフは予選から戦ってきた疲労はあるだろうが、今季すでに2度のツアー優勝を経験している点で精神的には落ち着いてやれるだろう。

第3試合はダブルス準決勝で、ジョー・ソールズベリー(英国)/内山靖崇(北日本物産)組が、第3シードのレイベン・クラッセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)組に挑む。今回初めて組んだとは思えないほど連携には手ごたえを感じている内山組は、第3シードペアを破って自信を深めている。

日本テニス協会 広報委員会