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メドベージェフが予選から6試合を勝ち上がって決勝進出

[シングルス準決勝]
○ダニル・メドベージェフ(ロシア) 6-3,6-3 ●デニス・シャポバロフ(カナダ)

■メドベージェフは、予選からこれが6試合目とは思えないほど、キレのある動きだった。1時間3分の快勝に、(自分は)サービスゲームをキープして、いいプレーができた」と、コート上のインタビューで喜びを口にした。

■「素晴らしい選手で、未来は明るいと思う」と評価する3歳下の成長株には、これまで2戦2敗だった。「戦術的なことはあったが、それが使えたかどうかはわからない」と明かさなかったものの、決して無理せず、冷静沈着に自分ができることを遂行したのが大きい。同じストロークでも内容は対照的だった。跳ねるように体を大きく動かし、片手打ちのバックハンドからライン際に鮮やかに決めるシャポバロフに対し、メドベージェフは身をかがめるようにして丁寧にラリーを続け、相手のミスを誘った。スタンドを沸かせるような派手なプレーは、相手の方が多かった。

■ただ、サーブはエースが12本と圧倒した。198センチの長身から放つ角度のある打球は200キロ前後で、ファーストサーブで80パーセント、セカンドサーブでも63パーセントのポイントを奪い、終始ゲームを支配した。しかも、ここぞという場面で畳みかけた。第2セットでブレークした直後の第3ゲームで次々と決めてラブゲームでキープすると、5-3の第9ゲームでも3本のサービスエースで締めくくった。

■決勝に進出できた理由は「このところ努力してきたことで、自分のプレーがよくなった」と話し、単に好調だとは思っていない。22歳は今季2度のツアー優勝を果たしているが、いずれもATP250レベル。もう一つ上のグレードの大会でのタイトルが懸かる。「決勝に行けたことはとてもうれしい。ベストを尽くしたい」。コート上での厳しい表情とは一変、記者会見では謙虚で優しい笑顔を見せていた。

日本テニス協会 広報委員会