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マクラクラン勉がシュトルフと組んで連覇達成

[ダブルス決勝]
○マクラクラン勉/ヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)[4]  6-4,7-5 ●レイベン・クラッセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)[3]

■最後に豪快なサービスエースを決めたシュトルフを、マクラクランはしっかりと抱きしめて喜びを分かち合った。東京でペアを組むことに特別な気持ちを持っていたというシュトルフは、優勝スピーチの最後に日本語で「愛しています」と叫び、観客への感謝の気持ちを表した。一方のマクラクランは記者会見で「二人で組んで初めての優勝。いろいろな大会でいい結果を残したけど、トロフィーを掲げるのは感慨深い」と静かに喜びを表した。

■決勝もセットは落とさなかったが、際どい勝利だった。相手のウィンブルドン準優勝ペアのテクニックは高く、チャンスはなかなか来なかった。第1セットは4-4の第9ゲームのデュースで、シュトルフが飛びつくように返したリターンが決まってブレークに成功。マクラクランの「第2セットはこっちがラッキーだった」という言葉は本音だろう。ブレークポイントに追い込まれたのは、このセットだけで5度で、すべてしのいだ。第2ゲームではマクラクランがサービスエースを2本続けて振り切り、4-5の第10ゲームでは相手のセットポイントでもあるピンチが2度もあった。辛くもキープした直後のゲームで、デュースからのシュトルフのリターンが前衛のビーナスのミスを誘い、ブレークした。サービングフォーザマッチとなって、シュトルフは第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を破るなどシングルス8強入りを支えた強力なサーブを次々と打ち込んだ。

■マクラクランは、昨年のこの大会がツアーの本戦デビューで、内山靖崇(北日本物産)と組んでいきなり優勝。この1年で別のステージに上がった。初の四大大会となる全豪でいきなりベスト4に入り、その後もツアーで2度の準優勝やマスターズ1000のマイアミ・オープンでベスト4に入るなど、ランキングをぐんぐん上げた。これで、ジョー・ソールズベリー(英国)と組んだ先週の深セン・オープンに続く、2週連続優勝の快挙も加えた。「すべて新しい経験。新しい大会に毎週出ている。それが楽しい。トップレベルに出ているのは気持ちがすごくいい。それがゴールだったから。でも、まだまだ頑張りたい」。自身通算3つ目のタイトルにも満足はない。この貪欲さが成長の源だ。

日本テニス協会 広報委員会