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内山靖崇が第4シードのペールを破って2回戦進出

[シングルス1回戦]
○内山靖崇 6-2,6-2 ●ブノワ・ペール

■強くなった内山の姿を確かめたい。そんな日本のファンの期待に応える快勝だった。4年前の準優勝者で世界ランキング23位のペールは試合中も何度もいら立ちを露にし、最後は戦意を失った。とは言え、そんな相手にも動じず、27歳は最後まで落ち着いてプレーして勝ち切った。コート上のインタビューでは「うれしいです。予選から調子が良かった。自信を持ってコートに入った」と笑顔で歓声にこたえた。

■今週、136位と自己最高位を更新した内山は、今大会は予選からここまで3試合でブレークを一度も許していない。「サービスは自分の一番の武器。気持ちよくプレーできている要因」。この日は、第1サーブ時のポイント獲得率92%、第2サーブ時も71%といずれも自身の平均値より高い数字を残し、ブレークポイントのピンチも一つもなかった。ストロークではフォアでサイドに振って仕掛け、そしてドロップショットも交えて前後にも揺さぶって、相手のいら立ちを誘った。「うまくいっているのは精神面。自信がついてきたことで、技術的なことで心配がなくなった。相手と100%向き合えている」。自分の変化をこう説明する。第1セットは第4ゲーム、第2セットは第6ゲームと先にブレークして、余裕を持って戦えた。

■先週から鈴木貴男をコーチにつけて、ネットプレーやサーブという強みをどん欲に伸ばそうとしている。相手が万全でなく喜びは控えめでも、この1勝は「年内に100位以内を目指す上ではチャンスは広がった」と受け止めた。

日本テニス協会 広報委員会