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【2022/10/6】車いすテニスの部が開幕、国枝慎吾は完勝

[車いすテニス・シングルス1回戦]
○国枝慎吾 6-0,6-0 ●城智哉

■城(たち)はITF世界ランキング56位の19歳。期待の新鋭だが、現時点では国枝との力の差は明らかだ。若い城がどれだけ食い下がれるか、また、9月の全米で惜しくも準優勝、年間グランドスラムを逃した国枝がどんなプレーを披露するかが見どころだった。

■米国から帰国後、「リフレッシュも兼ねて休んでいたところもあった」という国枝だが、ショットの厳しさ、正確さに、しっかり調整してきたことが見てとれた。コースをつく精密なサーブや、ライン際に収まるダウン・ザ・ラインなど、世界2位の貫禄を見せた。サービスゲームでの失点はダブルフォールトによる1ポイントだけ。総獲得ポイントでは49対9と大差をつけ、1ゲームも失わない完封劇を演じてみせた。

■「いいプレーはできたと思う」と国枝。準決勝以降も見据え、「バックハンドのストレートだとか、リスキーなショットをできるだけ多く打った」と最後まで攻撃の手をゆるめなかった。敗れた城は「浅い球を打ったら攻撃されるという圧がすごかった」と舌を巻いた。

■国枝にとって、ATPツアーの楽天オープンでの車いすテニスの開催は念願だった。前回の19年大会で初めて採用され、大勢の観客が車いすテニスを観戦する機会となった。「世界中の車いすテニスのトップ選手はこれ(同時開催)を臨んでいる。今回もいいプレッシャーになるというか、いいプレーを見せたいっていう気持ちになる」と国枝。勝ち負けとは別に、競技の第一人者として今大会への思いを口にした。「準決勝、決勝と、いいクオリティの試合が見せられるんじゃないかと楽しみにしている。多くの方に目にしていただきたい」。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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