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錦織圭が2014年以来3回目の決勝進出を決める

[シングルス準決勝]
○錦織圭 7-6(2),6-1 ●リシャール・ガスケ(フランス)

■ともに元トップ10プレーヤーで、今シーズンも錦織は全米4強、マスターズ1000のモンテカルロで準優勝、ガスケはシェルトゲンボシュ(オランダ)で優勝と好調だ。第1セットの攻防はレベルが高く、トップ選手同士の対戦にふさわしい緊迫感に満ちていた。錦織は3度あったブレークポイントを生かせなかったが、これは劣勢を跳ね返したガスケのプレーがまさったと見るべきだ。「第1セットは我慢が必要だった。彼のサーブがよく、リターンゲームでチャンスが少なかった」と錦織にも逸機のダメージは残らなかった。

■タイブレークで錦織がチャンスをものにした。2本のサービスエースにネットプレーもからめ、7-2と圧倒。これにはガスケも「信じられないプレーだった」と舌を巻いた。錦織は「ほぼ完璧なタイブレークだった。あそこで流れが来た」と胸を張った。過去52週の成績で、錦織のタイブレークの勝率81.3%はツアー1位だ。本人が秘訣を明かした。「集中し直すこと。なあなあにしていいポイントが一つもないので、どのポイントも集中している。前に出てみたり、強い気持ちを持って戦うようにしている」。ガスケも今大会、5回あったタイブレークをすべて制していたが、ここでは錦織に軍配が上がった。

■均衡を保っていたゲームが、錦織が圧巻のプレーを見せたタイブレークを境に大きく動いた。ガスケは第2セット冒頭のサービスゲームを落とし、にわかにトーンダウンした。「自信を失い、逆に圭は調子が上がり、自信も増していったように見えた」とガスケ。第1セットは57分もかかったが、このセットは33分で決着した。

■錦織は10本のサービスエースを決めるなど、ファーストサーブ時のポイント獲得率が84%に達した。「今日のプレーには満足している」と錦織。ガスケは「僕はいつものレベルでプレーできていた。今日は彼がまさっていた」と相手を称えた。これまで9度対戦し、2勝7敗、初対戦の08年ジャパンオープンでは1-6,2-6と完敗したガスケに、10年間で蓄えた力を誇示するような、錦織の快勝だった。

日本テニス協会 広報委員会