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西岡良仁はソウザに競り勝ち、2回戦進出

【シングルス1回戦】
〇西岡良仁 7-5、6-3 ●ジョアン・ソウザ(ポルトガル)

■実力が伯仲する2人の熱戦だったが、第2セットになると西岡の持ち味が存分に発揮された。ラリー戦では、コートの幅をいっぱいに使って相手を振り回した。フラットなショットとフォアのスピンボールを混ぜ、緩急をつけながら高低差を使ってミスを誘った。ソウザがオープンコートに強打を打ち込んでネットにでると、軽快なフットワークでボールに追いつくと、鮮やかなパッシングショットでソウザを抜き去ってポイントを奪った。セット中盤からは、決まったと思えるショットも執拗に返球してくる西岡に根負けしたように、強引な攻めでソウザがミスするシーンが目立った。

■ウィンブルドン後の北米シーズンでは、錦織圭やゴファン(ベルギー)というトップ選手を破るなど好調だった。しかし、この大会前に調子を落とし、不安を抱えての出場だった。「アメリカシーズンで錦織選手に勝ったりしていたので、試合を見ていない日本のファンには(自分は)良いプレーができると思われているだろうと考えると、変なプレーはできない」というプレッシャーもあった。だから、「後半はパッシングショットが当たりだして、自分らしいポイントが増えていた。トータルではプレッシャーをはねのけて、良いプレーができたと思う」と西岡は自分のプレーに合格点をつけた。

■「五輪に出たいと思っている。東京五輪が、僕が出場する最初の五輪になれば、特別な時間になる」と西岡は言う。だから五輪出場の基準となる来年の全仏終了時の世界ランクを意識する。「それまでに五輪を第一に考えて行動していきたい。早く世界ランクの自己ベスト(58位)を更新して、五輪出場が確実なところまでもっていく、それが今の目標です」。西岡はしっかり東京五輪を見据えている。

日本テニス協会 広報委員会