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最終日(10月7日(日))の見どころ

■日本勢が単複ともに決勝に残り、日本のファンにとってはうれしい最終日となった。

■シングルス決勝は、第3シードの錦織圭(日清食品)が予選から勝ち上がった22歳のダニル・メドベージェフ(ロシア)の挑戦を受ける。世界ランク32位のメドベージェフは予選勝ち上がりだが、1月のシドニー国際で予選から7試合に勝って優勝しており、自信を持っている。200キロを超すサーブを持ち、粘り強いストロークを武器に、今大会はシュウォーツマン、ラオニッチらタイプの違う強敵を破ってきた。勢いのある若手に相対する錦織も調子を上げている。全4試合にストレート勝ちで、トップ選手の風格を感じさせるような落ち着いた試合運びが光る。これまで分が悪かったベテランのリシャール・ガスケ(フランス)との準決勝も、会心の勝利だった。

■4月のマスターズ・モンテカルロ大会での初対戦では勝っている錦織は、決勝の相手を「きれいなテニスではないが、うまいところがある」と表現した。両選手ともコートカバーリングに優れるため、ラリーではハイレベルな攻防になるだろう。となると、サーブの調子、ファーストサーブの確率が勝敗の行方を左右しそうだ。錦織のサーブは配球が光る。また、ツアー屈指のリターン力を持つ錦織にプレッシャーを感じて、22歳の心に乱れが生じれば勝機は増す。経験豊富な日本のエースは、準決勝同様に流れをつかんで一気に畳みかけたい。

■この大会では4年ぶり3度目の優勝が懸かり、ツアー大会全体では2016年2月のメンフィス・オープン以来の制覇となる。ツアーの決勝では7連敗中とは言え、思い入れの強いホームでの錦織は一味違うはずだ。

先に行われるダブルス決勝は、第4シードのマクラクラン勉/ヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)組と、第3シードのレイベン・クラッセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)組が顔を合わせる。ATPツアー・ファイナル進出を目指すマクラクラン組にとっては負けられない一戦だが、相手はウィンブルドン準優勝などの実績があり手ごわい。ただ、単複で試合数の多かったシュトルフが1日休めたのは、プラス材料だろう。マクラクラン個人は昨年、内山と組んでこのタイトルをつかんだ。また、先週の深セン・オープンと合わせ2週連続優勝も懸かる。

日本テニス協会 広報委員会