ニュース

添田豪は第1シードのジョコビッチに競り負ける

【シングルス2回戦】
○ノバク・ジョコビッチ 6-3、7-5 ●添田豪

■世界1位を相手に添田が粘りを発揮した。サービスキープの続いた第2セットは、3-4からサービスを破られた。しかし、添田が第9ゲームでブレークバックすると、続く第10ゲームでは3本のマッチポイントをしのいで5-5に追いついた。ここから2ゲームを連取されたが、終盤にジョコビッチがいら立ちをあらわにし、ポイントを奪うと雄たけびを上げるといったシーンの見られたことが、添田の健闘ぶりを示していた。

■サービスが厳しいコースに決まり、世界有数のリターンの名手、ジョコビッチからチャンスボールを引き出して、簡単にブレークを許さなかった。第2セットでは、ペースを落としたラリーを続けながら、急にフラットな強打を打ち込んで攻めるという、ゲームプランが狙い通りに機能した。何度もネットに出てボレーも決めた。後ろで打ち合うだけでなく、攻撃的なプレーを最後まで貫いた。

■最初から全力で向かっていった添田は、「僕が上り坂を全力で走って、彼が平たんな道を走っていて、僕が息を切らしてしまった感じ」とジョコビッチとの力の差を表現した。一方で「世界1位を少しは苦しめられたかもしれない」とも口にした。「去年から今年前半にかけては、この舞台に出ることを想像できなかった。前までは(選手人生も)終盤かなと思っていたけど、まだ伸びしろはある」と添田。「この半年でうまくなっていることも多い。またトップ100に入ってやれるんじゃないかという手応えがある。80位~90位を現実的な目標にしたい」。35歳のベテランからは前向きな言葉が続いた。

■ジョコビッチは「添田が良いプレーをしてファイトしたので良い試合になった。楽しみながらプレーできた」と余裕のコメントだった。第2セットで5-3からブレークバックされた場面を「ダブルフォールトを犯し、ミスをしてブレークを許してしまった」と振り返ったが、「それ以外はネガティブなところはない。必要なときに攻撃的にプレーできた。自分のプレーに満足している。1回戦よりプレーは良かった」。大会では8人のシード勢のうち4人が姿を消したが、優勝争いの大本命は順調に勝ち上がっている。

日本テニス協会 広報委員会